IQからわかるADHD

もともとこの検査を受ける理由は、「片付けができない」「物忘れがひどい」「覚えられない」というADHDの指摘があったからです。言語性VIQ<動作性PIQに15以上の差がでた場合は知的障害、学習障害(LD)、ADHD単独型の特有数値だそうです。 

 

 群指数って?テスト内容は?どんな問題が出る?

問題内容は4つに分かれ、それぞれ10分前後で終わります。間の休憩は5分くらいでした。

①・言語理解(vc)言語性、聴覚処理の問題 

主に言語の理解力をもとに作られた問題です。知識問題があります。

②・作動記憶(wm)言語性、聴覚処理の問題

脳の中にある記憶領域がどれだけあるかの問題です。今聞いたことを数秒間覚えていられるか?(ADHDの人は人よりメモリーが少ないのでここで躓きます)

③・知覚統合(po)算数、数唱、語音整列の問題。

イメージからの絵画完成、積木模様、バラバラにされた4コマを並べ起承転結などを予想する先読みの問題。間違い探しなど。

④・処理速度(ps)動作性、視覚処理問題。

心理的作業の速さ、視覚的な短期記憶、視覚的情報の記号化などの能力(符号、記号探し)など。

 

 

 

知的IQレベルは以下の通りです
  • IQ51-69 軽度知的障害
  • IQ70-79 ボーダー
  • IQ80-89平均より下
  • IQ90-109平均
  • IQ110-119平均より上
  • IQ120-129優等
  • IQ130以上

 

 

 結果はこうなりました

 

wais-III結果
  • 全検査93(IQ平均)
  • 言語性88(平均より下)
  • 動作性102(平均)
  • ①言語理解90(平均)
  • ②知覚統合101(平均)
  • ③作業記憶90(平均)
  • ④処理速度110(平均より上)

 

ASRS検査
  • 不注意74
  • 多動性90
  • 衝動性63
総合ADHD90/90点
自閉症スペクトラム傾向23/25点

 

 

後からわかったことですが、実は本審査中も態度などを心理士に見られていました。注意が変わりやすく、作業記憶がしにくく、ケアレスミスを起こし、見落としなどの不注意、試験中にもかかわらずまとまりのない話をしたり行動が落ち着かない多動性を見せていたようです。(自覚症状はないです)思ったことをそのまま口に出す衝動性も見られました。

問題自体は言語性は今まで勉強していれば身につくはずの知識が乏しく常識がなく、動作性は生まれつきなもので数学的文章問題が弱かったと思いました。

 

結果はADHD/ASD、(注意欠陥、アスペルガー)が出ました。子供の頃の方が酷くあったので先天性のものだそうです。現在は薬で対処し、落ち着いた生活を取り戻しています。仕事も普通にしています。

 

おわり